北野 博司
Kitano Hiroshi
プロフィール
所属 | 文化財保存修復研究センター |
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職位 | 教授 |
その他の職位 | 文化財保存修復研究センター長 |
専門分野 | 日本考古学、文化遺産マネジメント |
学位 | 学士 |
研究内容 | 先史?古代の土器作り?調理に関する民族考古学、実験考古学 城郭石垣の技術に関する歴史考古学、民俗技術からの研究 |
プロフィール | 実験考古学や民族考古学という手法を用いて先史?古代の土器作り技術や使用実態を研究しています。時代や地域によって多様な姿をみせる列島の土器文化について、なぜ違いが生じるのか、その理由を土地の自然環境や生業、社会などとの関わりから考えます。土器の野焼きや調理の実験では、土や木や火など自然物を自由に使いこなした先人たちの知恵を再発見し、驚きの連続です。技術が機械化された現代にどっぷり浸かった自分自身の人間性を回復する瞬間かもしれません。
また、世界には伝統的な土器文化を伝えている人々がたくさんいます。アジアのタイやラオス、韓国などに出かけ、土器製作者たちから深い自然知に基づいた技術や暮らしのあり方について学ばせてもらっています。 もう一つは近世城郭の石垣築造技術を研究しています。壮大で優美なお城の石垣はどうやって造られたのか。生身の人間が簡単な道具だけで巨石を加工し、運搬し、積上げた石垣技術。その実態はどんなものであったか。人間の技術のあゆみをたどり、未来の技術はどうあるべきか。本物の観察、実体験を重視しつつ、そんな問題をみなさんと一緒に考えていきたいと思います。 全国ではいま地震や集中豪雨が多発し、お城の石垣が崩れる被害が出ています。自然災害から歴史遺産を保護し、防災の観点からは人が災害に巻き込まれないように史跡を整備していく必要があります。自治体が進める史跡整備、熊本城や仙台城、丸亀城など石垣の災害復旧事業の委員として全国約50か所で指導にあたっています。 ?「徳川期大坂城南外堀普請の計画とその経過」『東北芸術工科大学紀要』第29号 2022年 ?「寛永5年徳川期大坂城普請にかかる大名丁場割絵図記載内容の再検討」『歴史遺産研究』第16号 2022年 ?「公儀普請の採石活動と組織 ―大坂城石垣石丁場跡小豆島石丁場跡における採石作業の復元―」『歴史遺産研究』第15号 2021年 ?「石垣秘伝書にみる勾配の視覚化と相互比較」『2024欧洲杯官方_NBA赌注app-投注网站推荐2年度東北芸術工科大学文化財保存修復研究センター紀要』2021年 ?「城跡における歴史的建造物の復元と石垣の保存」『日々是好日』2019年 ?「災害と向き合う石垣の保存管理」『第15回全国城跡等石垣整備調査研究会』文化庁?白河市 2018年 ?「石垣修理における補強の理念と実践」『石造文化財の保存修理』全国遺跡環境整備会議2017年 |